大学生が部活に入るメリット・デメリットを徹底解説!

部活動 学生生活

大学に進学を決め、キャンパスライフに思いを馳せている皆様の中には「部活を続けようか、サークルにしておこうか…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
確かに部活の練習はハードですし、時間も取られてしまいます。
しかし、大学生にとって部活に入ることには非常に大きなメリットもあるのです。

本記事では大学生の部活についてメリットを徹底的にご紹介していきます。
ただし、当然ながらデメリットもありますので、そちらについても隠す事なく公開します。
メリット・デメリットをしっかりと見据えて、部活に入るかサークルにするかを決めると良いでしょう。
入部に悩む人にとって、気になる情報がきっと見つかるはずです。ではいきましょう。

大学生の部活事情とは?

高校生までは部活に入るということは特に珍しいことではありません。
多くの人は何かしらの部活に所属して高校時代を過ごしたはずです。

一方で大学に入ると、多くの人は部活を選択しなくなります。

  • 気軽で楽しいサークルで学生生活を楽しみたい
  • アルバイトに時間をかけてお金を稼ぎ遊びたい

という人も多いためです。

そのため同級生で部活を考えている人は一人もいないなんてことも普通です。
そんな中で「部活に入ろうか…」と考えますと、「やっぱりやめてサークルにしておこうかな…」なんて心が揺らいでしまうこともあります。
そんな皆様に向け、大学生の部活事情についてご紹介したいと思います。

まず大学生の部活ですが、高校までの部活とはちょっと雰囲気が異なります。
わざわざ部活を選んでいるということもあり、真剣度合いが高い傾向にあります。
実は、大学の部活を経てプロのスポーツ選手になるという人も珍しくはありません。

また高校までの部活メンバーは同じエリアで育った人がメインです。
一方で大学では様々なエリアから人が集まってきます。
勉強している内容も、将来の夢も様々です。
異なるバックボーンを持つ人が集まって一つの目標に向かうのですから、高校までにはない独特の雰囲気が生まれます。

なお、部活というと先輩による理不尽な世界というイメージもありますが、大学での部活はそうなりにくい傾向にあります。
それなりのレベルの部活動ですと、それなりのメンバーばかりです。
比較的スマートに部活動を楽しめるというのも大学ならではです。

 

部活とサークルの違いとは

大学における部活とサークルの違いとはなんでしょうか。
基本的に部活は大学に申請し、正式に認められた活動団体です。
顧問がいる・大学からの資金援助がある・規律がしっかりしている・成果を出すという目的がはっきりしているなどの特徴があります。

一方、サークルは、学生が自分たちで立ち上げた課外活動を行う団体のことを指します。
部活とは異なり、学校から正式に認められているわけではありません。
しがらみがない分、自由に活動を行う団体として、サークルは部活と棲み分けられています。

 

本格的に趣味を楽しみたいなら部活

部活の方がサークルよりも活動頻度や活動内容がきびしく、レベルも高いのが特徴です。
「中学、高校の頃から特定の部活に入部し、本格的に活動を続けてきた」「気になる部活があり、ぜひ積極的にチャレンジしてみたい」といった学生には部活のほうがおすすめです。
全国大会を目指すような、本格的なスポーツ等の場合は、そもそもサークルとしては存在しない場合がほとんどかもしれません。
そのため、必然的に部活という選択肢になるでしょう。

 

緩くみんなと趣味を楽しみたいならサークル

コミュニケーションなどを重視し、ゆるく活動していけるのがサークルの醍醐味でもあります。
「本格的な部活はちょっと」「部活が大学生活の中心になるのはやや負担を感じる」というような場合は、サークルがおすすめです。
人間関係を広げたい人や、自分の都合に合わせて趣味を楽しみたい人に向いています。
サークルは部活にはない、さまざまなカテゴリーのコミュニティがあるのも特徴です。
これまでに見聞きしたことのないようなジャンルも多いため、世界観が広がる可能性もあります。

 

大学生が部活に入る3つのメリット!

ここからは大学生が部活に入るメリットについてご紹介していきたいと思います。はっきり言って、部活にはメリットだらけです。それでは早速、その詳細について見てゆきましょう。

 

就職活動が有利になる!

大学生が部活をする最大のメリットともいえるのが就職活動が有利になるということです。
有名大学で運動部に所属していれば、それだけで人気企業の内定が取れるというレベルです。
もちろん就活はしっかりとやる必要があります。
実際、人気企業の内定者を見てみますと、運動部出身という人を多く見かけます。

就職活動においてなぜそれほどの人気になるのでしょう?その秘密の一つが気力と体力です。大学でわざわざ部活に所属していたということは気力と体力が約束されているということに他なりません。社会人として活躍するためには、それらは非常に重要な要素です。

特に新入社員のうちは仕事に慣れるためにハードワークをする期間も必要になります。
そのため、多少の残業ではビクともせず、クライアントとのタフな交渉にも心が折れない。企業側からすればそんな社員が欲しいに決まっています。
またストレス耐性があるということも大きなアピールポイントです。

最近では新卒で採用してもすぐに辞めてしまう人が後を絶ちません。大学生の皆様には想像がつきにくいかもしれませんが、採用活動にはすごくお金がかかるものです。採用するのに何百万〜何千万というお金がかかります。
採用活動に関わる社員の給料や、崩壊し始めているとはいえ日本は終身雇用です。一度雇ったら簡単に解雇できません。
また入社間もないスタッフはお金を生み出しません。給料を払って仕事を教えているという状態です。
新卒採用者が仕事を覚え、会社にとって利益を生み出すようになり、これまでの投資を回収できるようになるためには3年ほどかかります。
それ以前に辞められてしまいますと、企業にとってはお金が出てゆくだけです。
そのため、ストレス耐性が高く、辞めにくい人材というだけで、企業は喉から手が出るほど欲しくなるものです。

さらに、先輩の言うことを素直に吸収するという体育会系マインドも企業にとって喜ばれる要素です。
新卒採用者にはとにかく仕事を覚えてもらわなくてはなりません。
先輩社員は仕事の合間に後輩の教育もしなくてはなりません。
「とりあえずコレをやってみて」と言った時に「ハイ!」と言えるタイプなのか「なぜそれをするのでしょう?」と疑問を持つタイプであれば、どちらが重宝されるのか、考えるまでもありません
仕事をしていく上で疑問を持つことは大切ですが、とりあえずやってみるという姿勢も大切です。

大学外での出会い・交流が生まれる!

部活を続けていますと大学内はもちろん、大学外での出会い・交流が生まれるというメリットもあります。

例えば同じ部活の卒業生が試合を見に来るなんてことは良くある話。社会人の先輩と話をするということは学生にとって世界を大きく広げてくれます。
普通のサークルですと、ここまで密なつながりは生まれません。先輩との人脈は進路を決めることにも大きな役割を果たしてくれます。

大学生にとって「働く」ということはなかなか想像がつかないものです。そこで社会人の先輩の話を聞くことは会社の雰囲気や業界の動向を知る上で、大きなアドバンテージを生み出してくれます。先輩との話をきっかけに進路を決めるなんてことも珍しいことではありません。
また部活を続けていますと他大学の学生と交流も生まれるもの。
大学によってその生活スタイルは様々です。それを自然と知れることも世界を知るきっかけとなってくれます。
大学生は自分の可能性を大きく伸ばせる絶好の機会です。
部活を通じて人脈を築くことは大きなメリットと言えます。また部活を通じで知り合った人と一生の繋がりになるなんてこともあるものです。

学生時代に達成感を味わえる!

学生時代に達成感を味わえるという点も見逃せません。
一般的な大学生ですと、サークルとアルバイトにあけくれ、日々を過ごす事になります。それはそれで楽しいものですが、達成感を感じる機会は少ないものです。研究を頑張るといっても、学部や修士で出来ることは限られています。
コレと言った達成感を感じないまま大学を卒業してしまった…なんて人も珍しくありません。

一方で部活は達成感の宝庫です。練習を通じできなかったことができるようになる瞬間はグッとくるもの。またキツイ練習を経てからの試合ですから、勝っても負けてもそれなりの達成感を感じられます。達成感は自分を成長させてくれる大きな原動力です。
大学生の間に味わった達成感は一生の宝になり得ます。ダラダラとした日々に抵抗がある…という人にとって、部活はこれ以上ない世界を提供してくれます。

大学生が部活をするデメリット

大学生の部活には大きなメリットがあるものですが、その一方でデメリットももちろんあります。
そんなデメリットについてもご紹介していきますので、メリット・デメリットをしっかりと比較して、部活に参加すべきか考えてみてください。

自分の時間が取りにくくなる

部活動最大のデメリットともいえるのが自分の時間が取りにくくなるということです。
大学生と言えば、自由な時間を利用して、旅行に出かけたり、アルバイトをしてみたりと、自分の時間を楽しみたいもの。一方で部活をしてしまいますと、平日は日々の練習に参加しなくてはなりません。部活でヘトヘトになった後でアルバイトをするというのはなかなか現実的ではありません。

アルバイトが可能となるのは週末のみです。そんな週末も試合があればそちらが優先です。部活とアルバイトをやっている場合、友人と遊ぶ時間はほとんどないと言ってよいでしょう。社会人になると、友人と時間を合わせるのは非常に難しくなります。
そのため友人との旅行は大学生ならではの楽しみともいえます。そんな経験をしてみたいという人にとっては部活を選択するのかは悩ましい部分と言えます。とはいえ、大学卒業シーズンには友人と旅行に出かけるチャンスもあります。部活をすると全く自分の時間が無いというワケでは無いのでご安心ください。

それなりに費用がかかる

部活をするためにはそれなりの出費も覚悟しなくてはなりません。
個人用の用具の購入、合宿の費用など、部活動には思わぬ出費がつきものです。一方でアルバイトはやりにくい状況ですから、実家や奨学金に頼ることになってしまいます。一人暮らしなど、実家に経済的負担をかけている…という人ですと、特に部活に参加しにくいものです。
そういった場合には寮を利用するなど、金銭的負担を減らす方法を考えてみてください。

部活の探し方

部活への入部の仕方も時代と共に変わってきました。
昔は校内に勧誘の看板が立っていたり、掲示板に部員募集のチラシが貼ってあったり、または入学式の際に先輩から直接誘われることもあったようです。
現在では、公開されたデジタル情報を能動的にリサーチしてコンタクトする方法も一般的です。
具体的には大学のHPに公開されている公式な部活の情報や、各部が独自に発信しているFacebookやTwitter、Instagramなど、SNSの情報を確認してみてください。

まずは大学のHPで確認

多くの大学のHPでは、部活の一覧が紹介されています。
TOPページから探しにくいようなときは、サイト内検索で「部活」と入力してクリックすると出てくることが多いです。
部活の活動内容やこれまでの実績・部員数・活動時間・活動場所など、かなり細かく紹介されているケースも多く、一次情報としては大変参考になります。気になる部があれば直接話を聞くことはもちろん、体験入部などを実施しているところもあるので、ぜひ活用してみましょう。

SNSを探してみよう

FacebookやTwitter、Instagramなど、SNSで自分たちの活動を情報発信している部活も多いでしょう。
大学のHPではなかなか発信できないような、ややシークレットな内容や部員の生の声など、SNSでしか得られないような情報を入手できる可能性があります。また、SNSはHPとは違って、更新の利便性がとても高い情報発信ツールです。常に新しい情報を得られやすいという点において情報の鮮度が良く、部活のリアルタイムな実情を知るには、適した情報ソースと言えるのではないでしょうか。

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